タケノコメバルはメバルと付いているがメバルとは大きく違う種類でどちらかと言うとカサゴに近い種類の魚。
なぜタケノコなのかというと体色がタケノコの皮に似ているとかタケノコの生える季節に旬を迎えることからこの名前がついたと言われている。
地方名でベッコウゾイなどとも言われるこの魚の基本的な釣り方を紹介していこう。
タケノコメバルってどういう魚なのか?
タケノコメバルは日本沿岸に住む根魚で体長は大きなもので40センチ以上に成長する魚。
食性は肉食で他の根魚同様目の前に来た獲物はなんでも食べる魚で小魚からカニなどの甲殻類、イカやタコなども捕食している。
シーズンとしては一年中釣れる魚であるが冬から春にかけてがピークで産卵期となる冬は浅場で子供を生むため岸から釣りやすくなる。水温が上がり始める4〜5月が活性が高く最も釣りやすい。
タケノコメバルタックル
タケノコメバルはカサゴやメバルなどよりも大きく成長する魚で30センチクラスもあまり珍しくないためそれなりに頑丈なタックルを使うことをおすすめしたい。
小さなものはメバリング用などのライトタックルで釣ることも出来るが大型を専門的に狙う場合はグルーパー(ハタ類)を釣るタックルを用いるのが最適となる。
参考タックル
ロッド:長さは7〜8フィートでML~MH程度の硬さ
リール:2500〜3000番程度のスピニングリール、もしくは100〜200番クラスのベイトリール
ライン:メインラインPE0.8〜1.5号、リーダー3〜4号(12〜16ポンドクラス)
根魚は瞬発力が強く針にかかると根に潜ろうとするので一気に巻いて根から引き離すパワーが必要。その為ベイトタックルが最適であり専門的に狙うならベイトタックルを選びたい。
Abu Garcia(アブ・ガルシア) 2013-04-14
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最近ではソルトのベイトタックルゲームが確立されており、様々なロッドが各メーカーから発売されているので色々と試してみると良いだろう。
タケノコメバルを釣るルアーは?
ルアーは狙う魚のサイズによって変わってくるが大きなものを狙う場合はルアーも大きくしてやる必要がある。
基本的にカサゴやハタを狙うようなテキサスリグ、リーダーレスダウンショット(ゼロダン・直リグ)を使うことが多い。
ワームはその時メインに食べているものを参考にして選ぶのが効率がよく、イカを食っている時はイカっぽいワーム、エビとかカニを食べている時はホグ系と呼ばれるエビっぽいやつが有効となる。ワームのサイズは3〜4インチ程度が基本。
マルキュー(MARUKYU) 2012-03-05
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他には魚を食べている時はメタルジグでもよく釣れる。活性が高い場合はフラッシングで広範囲の魚にアピールできるメタルジグが有効な場合も。夕まずめや朝まずめのチャンスタイムにはおすすめ。
メジャークラフト
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タケノコメバルはどこにいるのか?
タケノコメバルの生息する場所は海藻などが生えた場所でかなり浅いところにもいることが多く堤防の足元なんかでよく釣れたりする。
狙うべきポイントは大きな岩があるところや消波ブロックの影などが基本。他にも隠れる場所がありそうなところは一応攻めてみると良い。居れば大体一発で食ってくるのでわかりやすい。
タケノコメバルの釣り方
釣り方のポイントは基本的に根魚なので底を重点的に攻める。
夜などでベイトが表層にいる時など特殊な場合は浮いていることもまれにあるが基本は底を取って釣っていく。底をズル引きしてもいいが根魚は上を見ていることが多いためボトムバンプと呼ばれるロッドでルアーを少し跳ね上げて誘ってやる釣り方に実績がある。
ボトムについたら2回シャクってフォールというのを繰り返しているとゴン!と来たり、シャクった時に重くなっていることがあるので合わせを入れて根から引き剥がすつもりで一気に巻こう。
根に潜られると厄介なのでやり取りは基本的にゴリ巻き。大きすぎて巻けない時はロッド寄せてくる。