誰しも一度は釣ってみたい巨大魚。
日本でどんな巨大魚が釣れるのか?その巨大魚を釣るにはどうすればよいのか?についてまとめてみる。今回は岸釣りで釣れる魚を紹介する。
鯉
難易度:★(誰でも釣れる)
大昔、中国大陸から移入された外来種。最大で1メートル程度まで成長する魚で汚染や環境対応能力に優れるため日本中どこにでも生息しているポピュラーな巨大魚。
釣り方はパンに餌を付けて浮かせておく方法が1番簡単。専門的に狙う場合は専門仕掛けを使って投釣りをすると釣れる。雑食でミミズやタニシなどの動物性の餌のほかパンや練りエサなどでも釣ることが出来る。
ボラ
難易度:★★(運が良ければ釣れる)
汽水域に多く生息している魚で最大80センチ以上に成長する。何故かよく水面からハネている姿を見かけるがなぜハネているのかは未だ謎とされている。
基本的にプランクトンや川底の苔を食べているため釣りづらいが鯉釣りの投げ釣り仕掛けやサビキ釣りの仕掛けにかかってくることがある。冬の美味しい時期には引っ掛け釣りで釣られることが多い。
雷魚
難易度:★★(運が良ければ釣れる)
外来種で雷魚と呼ばれたりカムルチーと呼ばれたりする。最大で1メートルを超える巨大魚である。
釣り方は肉食であるためミミズや小魚に似たルアーで狙うと釣れるがカエルやネズミなどの小動物も襲うため愛好家にはこういった浮くルアーで水面を使う人が多い。
エイ
難易度:★★★(場所によっては容易に釣れる)
アカエイやトビエイなど様々な種類がいるエイであるがかなり大都市の河口付近にも多く生息している。
エイは肉食であるためルアーで釣ることが出来るが専門的に狙う人はまれ。引きはかなり強く体力が必要。棘に毒があるため扱いには気をつけたい。
シイラ
難易度:★★★(場所によっては一般的に釣れる)
大きなもので1メートル以上に成長する回遊魚。高水温を好み夏によく釣れる魚。
肉食の魚なのでルアーで狙うことが多い。ミノーやトップ、ワインドやジグなんでも釣れる。潮通しの良い場所なら岸からでも超大型が狙える魚。
タイリクスズキ
難易度:★★★★(狙い方によっては釣れる)
中国から移入された外来種で、四国で養殖していた魚が嵐で逃げたため四国やその周辺の地域でよく見られる。最大は1メートル以上まで成長する。
釣り方はシーバス釣りと同じルアーで釣れる。
ただのスズキとの見分け方はからだに斑点があるものがタイリクスズキだと言われているがスズキにも個体によっては斑点があるものもおり正確に判断するのは難しい。
ハクレン
難易度:★★★★(狙い方によっては釣れる)
中国大陸からの外来魚で関東近郊の河川に多い魚。多くは80センチ程度で日本ではメーター超えはほとんどいない魚であるがボディーが扁平でアオウオのように細長くなく長さよりも重さとボリュームが魅力的な巨大魚。
釣り方はフナとほぼ同じ釣り方で釣れる魚であるが、動くものに突進する習性からかルアーでも外道として釣り上げられることが多い魚なのでルアーで狙ってみても面白いかもしれない。
ソウギョ
難易度:★★(割りと釣れる)
これも中国大陸からの外来魚で水草除去のために多く放流されている。そのため日本各地で姿を見ることが出来、姫路城のお堀にはたくさんのソウギョが泳いでいる。最大で2メートルまで成長する巨大魚だが日本では1.2メートル程度までが多い。
釣り方は鯉やフナと同じ釣り方でも釣れるがソウギョというだけあって草を使ったエサ釣りで専門に狙うことが出来る。
イトウ
難易度:★★★★★(かなり難しい)
国内最大の淡水魚。主に北海道に生息していていて大きなものは1メートルを超える。
釣りキチ三平では3メートルのイトウを狙っていたが実際は1.5メートル程度が最大と考えられる。
釣り方はルアー釣りでサケやますを狙うルアーで釣れる。他にも大型のイトウはネズミなどの小動物を襲うのでこれを模したルアーなども有効。
養殖技術が進んでいるのでどうしても釣りたい場合は管理釣り場で釣ることが出来る。
アオウオ
難易度:★★★★(かなり難しい)
中国大陸からの外来魚であるが日本で釣ることが出来る。生息地は関東近郊の河川で目撃例が多い。メーター超えの魚も多く捕獲されているメジャーな巨大魚。ただ最近は数が減っていて難易度が上がっている。
釣り方は鯉とほぼ同じ釣り方で釣ることが出来る。
アカメ
難易度:★★★★★★(ほぼ幻)
日本では主に高知にいる巨大魚で大きなものは1メートルをゆうに超える。高知の他には宮崎や鹿児島などでも釣ることが出来る。近縁の種にバラマンディがおり見た目はほとんど同じ。目が赤いのがアカメで金色なのがバラマンディとなっている。
基本的に数が少ない魚なのでこれを狙って釣りをすることが条例で禁止されている(宮崎・高知でアカメ採捕禁止に)。ただ、他の魚を狙っていてかかることはやむなしとされているので高知県ではシーバス釣りと言う名目でアカメを狙うファンも多い。
食性は肉食ということでルアーを使った釣り方で釣れる。シーバス釣りと近い点も多くシーバス用ルアーで釣り上げられることが多い。
ビワコオオナマズ
難易度:★★★★(狙って釣るのはかなり難しい)
最大1.2メートルほどにまで成長する魚でその名の通り琵琶湖に生息する固有種。
ヨーロッパなどにもオオナマズは生息しているがそれの日本版である。
釣り方はルアー釣りで釣ることが出来る。
一度は釣りたい巨大魚まとめ
日本人なら一度は釣ってみたい日本在住の岸から狙える巨大魚を紹介してみた。
他にも海でやるならヒラマサ(1m超え)やブリ(1m超え)のような大物もいるし、サメに関してはメーターオーバーどころか2メートル近くになる魚が岸から釣れている。どうしてもメーターオーバーを釣りたいならサメが1番の近道かもしれない。