ベイトフィッシュについての基礎知識

バス写真
ブラックバスを釣る上で何を食べているか?について知ることは重要で、ベイトに合わせてルアーを変えるというのはマッチザベイトという基本的な釣り方の一つとなっている。そこで今回はブラックバスが普段食べているベイトフィッシュについての基礎知識をまとめてみよう。


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ブラックバスの一番好きなベイトは何か?

ベイトフィッシュと言ってもワカサギや鮎などの小魚からザリガニやイモリなどの水生生物など様々な種類のエサがいる。

そんな様々な種類のベイトの中でどんなエサが好きなのかなのだが私の経験から1番好きなエサはエビだと感じる。

理由はエビは1番よくいるエサだから。

網を使って沼などで水中の生き物を捕獲すると1番よく取れるのがモエビなどのエビで本当にたくさんいる。

ブラックバスが自然界で生き延びるために一番重要なのは飢えないことでありもっとも簡単に腹を満たしてくれるエビは生命維持にとても大事な餌となる。

実際にオイカワ、ミミズ、ブルーギル、シラサエビを使ってバス釣りをしてみたことがあるがもっとも数釣ることが出来たのはシラサエビであった。ブルーギルは一発大物系のエサでミミズは状況によってはよく釣れるが安定して一番釣れるのはシラサエビとなる。

他にブラックバスの好きなベイトとしてあげられるのはオタマジャクシ。

カエルの子供であるオタマジャクシは遊泳能力が乏しくブラックバスからするととても簡単に食べることの出来るベイトになる。柔らかく消化もいい食べやすさもプラスだと思う。

まれに野池を巡っているとオタマジャクシが大量にいる野池があるがそこにはブラックバスがまずいない。

ブラックバスが入るとオタマジャクシをベイトとして捕食するためオタマジャクシだらけにはならないからである。(ウシガエルなどの巨大なオタマジャクシはコバスからは逃れるので生き延びている場合がある)

どんなベイトがいるのか?

色々なベイトがいるが実際にどんなベイトがいるのか?とベイトの種類別狙い方を紹介してみる。

小魚系

稚鮎
オイカワやワカサギ、鮎を中心としたベイト。

柔らかく食べやすい小魚はブラックバスの大好きな餌の一つ。

ただし、遊泳能力が高くブラックバスのスピードでは簡単には捕食できないため普段は捕食されづらいベイト。朝マズメや夕まずめなどの回遊時に群れからはぐれた魚を狙うことが多い。時合(フィーディングタイム)を狙うのがキモ。

狙い方としてはミノーなどの小魚に近いルアーを使い、群れからはぐれた魚を演出する方法や、ジャークなどのアクションで弱っているように見せかけるとよい。

エビ系

エビは上に書いたように非常にポピュラーなベイトで多分バスのおやつ的な存在。たくさん食べればお腹いっぱいになる感じのベイト。

エビを食べているバスの狙い方としてはスモラバや小さめのホグ系ワームを使う。

重要なのは細い足が出す波動に似た波動を出せるワームということでラバージグの細いラバーやチューブワームの細い足の部分から出る波動はエビパターン向き。ゲーリーのファットイカなどもエビ系で使える。

ザリガニ系

ザリガニイメージ
エビ系の進化版がザリガニ。ザリガニはエビよりも大きくお腹を満たしてくれるため大型のバスが好んで狙うベイト。小さなバスではハサミで攻撃されて食べることが出来ないというのもある。

ザリガニを食っているバスを狙う時に有効なのがクローワーム(ザリガニ型ワーム)をトレーラーにしたラバージグやクローワームのテキサスリグなどのリグ(仕掛け)。ザリガニの動きを模してゆっくりズルびいたりチョンチョンと逃げるように砂煙を上げてやるのも有効。

カエル系

フロッグイメージ
バスはオタマジャクシを襲うがカエルも好んで襲う。夏場、水面がハスやヒシモなどで覆い尽くされるような場所ではカエルも多くこのカエルを模したフロッグタイプのルアーが非常に効く状況がある。

カエルは基本的に雨の日に活発に行動する生き物なので晴天よりは曇りや雨の日に有効なパターンとなる。梅雨時にはフロッグタイプのルアーが活躍するだろう。

虫系

せみ
虫もバスにとって重要なベイトとなる。特に餌の少ない野池やコバスの多い場所などでは非常に重要度が高くメインのパターンになる場合もある。

ヤゴやミズカマキリのような水中に住んでいる虫も当たり前のように捕食するが水面近くを飛ぶトンボなどもジャンプして捕食する。

あとは木から落ちてきたセミ、毛虫などを演出し、虫系ルアーを水面に放置するパターンなどが有名。

虫系は夏場の釣りには今や必須のルアーとなりつつある。

ブルーギル系

ブルーギル
ブルーギルは見るとわかるが扁平で食いづらくトゲがありバスのメインベイトになりづらい。小型のブルーギルはコバスでも食えるが大型になるにつれてバスの捕食対象になりづらくなる。

ただ、デカイバスにとっては大きなブルーギルでも簡単に食えてお腹がいっぱいになる美味しいベイトになるため積極的にブルーギルを襲う。

ブルーギルを使ったバスのエサ釣りをするとわかるがポイントに居るバスの中で一番でかい魚から釣れる。
そういう理由からデカイバスを釣りたかったらブルーギル系のルアーを使うべきである。

ちなみに世界記録のブラックバスがびわ湖で釣られているがこのバスをつり上げた時に使っていたのが生きたブルーギル。デカイバスのエサはブルーギルで間違いない。

ミミズ系

柔らかく食べやすいミミズはバスも好んで食うベイトの一つ。

とにかく食わせの力が強く、バスにとってミミズというのは見つけたら超ラッキーなごちそうの一つな感じなのかもしれない。

私が見えバスを発見して本気で釣ろうと思った場合、必ずフリックシェイクというミミズ型ワームを投入するが本当に何のためらいもなく食ってくることが多い。それほどお腹が空いていなくても食ってしまうのがミミズというベイトの力なのかもしれない。

人間にとってのスイーツぐらいのポジションに感じるベイト。バスからするとお腹いっぱいでもミミズは別腹と言った感じかもしれない。

他に使いたい状況は突然の雨で濁りが入った時。そういう時は大体ストラクチャーにバスが付く傾向にあるがミミズ系ワームの出番。なぜなら雨で流されてきたミミズをバスが待っている気がするから。

バスのベイトフィッシュの基礎知識まとめ

ブラックバスのエサについて色々と説明してみたがまだまだ説明しきれていない部分はあると思う。イモリなどの爬虫類系もデカバスは好んで食うベイトだったり、巨大なバスの場合ネズミや鴨の雛なども襲う事例がある。

自分のいっているフィールドにどんなベイトがいるのかを考えながらそれに合わせて釣っていくと釣果が伸びるかもしれない。

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馬キチ

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幼少の頃より釣りをし続け、早釣り歴30年以上となっている釣りバカおじさんです。

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