ベイトフィッシュを偏食するシーバスの釣り方

ベイトフィッシュ
シーバスフィッシングにおいてベイトフィッシュは非常に重要な要素(ファクター)の一つであり、シーバスはひとつの種類のベイトフィッシュに固執することも多い。

シーバスは岸壁でカニを食べることは多いのだがバチ抜けシーズンのシーバスにカニを与えても全く見向きもしない

マッチザベイトを意識し、ベイトの合わせたルアーを投げることは非常に重要である。

基本的に出来る限り近い大きさの出来る限りカラーも偏食しているベイトに合わせる必要がある。

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一般的なベイトフィッシュパターンを紹介

ここで一般的なベイトフィッシュ偏食パターンを少し紹介する。

ここで紹介するパターンも色々と存在していてヒイラギパターンやコノシロパターンなどが激ハマリすることもあるし、川ではフナパターンなどもある。色々な状況でどんなルアーがハマるかを探っていくのも釣りの楽しみである。

ボラパターン

ボラの子供を偏食している状況。
7〜15センチ位のボラの子供をメインに食べているのでそのサイズのルアーが有効。

ボラの動きに似たルアーが効果的で動きのキビキビしたミノーなどがよい。割りと何のルアーでも釣れる時もあり。

イワシパターン

カタクチイワシを追っている場合は小さめの9センチ程度のミノー、マイワシ・うるめいわしなどの少し大きめのイワシを食べている時は13センチ位の大きめのミノーが良い。

イワシを追っているシーバスは異常なほど高活性であることが多いのでボイルを繰り返したりしているのだが偏食が強いため合わないルアーは全く釣れない

イワシのように波動の弱いルアーが効果的なことが多い。リップレスミノーやシンキングペンシルなどがハマることも。

サヨリパターン

あの下顎の突き出た細長い魚サヨリを追っている場合、細長いルアーが効くことが多い。

サヨリパターンはボイルを繰り返すものの釣りづらく、サヨリと同じ水面直下にしか反応がないことが多い。

フローティングの細長いほとんど潜らないミノーなどがよい。着水と同時にバイトすることも多いパターン。

落ちアユパターン

秋、鮎は中流域で産卵して一生を終える。ほぼ死にかけになった落ちアユと呼ばれる弱った鮎が流れに漂いながら流れていくのを狙っているシーバスを釣るのがこのパターン。

このパターンの場合は上流から流されてきた鮎のようにゆっくりとほとんど泳がせずに巻いてくるのがよい。極端な話だが浮かせて流してるだけでも釣れる。

色も落ちアユのような茶色っぽいルアーがよい。

釣れるサイズが大きいのがこの落鮎パターンの特徴でもあり、大きいサイズのシーバスを狙うなら大きめのルアーを使ったほうがよい。
ジョインテッドクローなどのビッグベイトが効く。

ハゼパターン

シーバスは冬に産卵のために海へ行くが産卵で体力を使い弱る。弱った体力のないシーバスは餌を求め川へ入ってくる。冬に一番容易に体力回復できるエサが底にいるハゼ。

こういう時はハゼを模したルアーを使うとよい。具体例を出すとバイブレーションやワーム。底付近を丹念にリフトアンドフォールで攻めると小さなアタリが出るので積極的にかけていく。

マイクロベイトパターン(ハクパターン)

ボラは出世魚でイナ→ボラ→トドと名前が変わっていくがイナの前はハクと呼ばれる。
2〜3センチくらいの小さなボラをシーバスが食っている時があり、マイクロベイトパターンなどと呼ばれる。

こういう時は中々普通のルアーを投げても釣れない。
こういう時に一番聞くのがスピンテールジグ。
キラキラでハクの群れをイメージしながら巻いてくればドン!とくる。

バチパターン

イソメなどは産卵時期に底から出てきて水面を泳ぎまわる。そういう時はシーバスはこの出てきたイソメ類(バチと呼ばれる)を偏食する。
バチパターンは特殊な釣り方が必要なので注意が必要だ。

詳しくはまとめてあるのでバチ抜け攻略のページから

アミパターン

アミと言うのはプランクトンの一種でエビみたいな生き物。サビキ釣りなどによく使われる。

春などに大量発生するこのベイトを偏食してボイルするシーバスが見られる。
アミは明るい街灯周りなどに集まる習性がある。

このアミパターンも通常のルアーが効かないことが多く難しいのだがバイブレーションやシンキングペンシル、ワームなどで釣れる。

イカパターン

大阪湾などである時期にイカがベイトになる事がある。

そういう時期はイカをメインに捕食するため通常のルアーが無能力化してしまう。
イカの動きをイメージしてシンキングペンシルなどを出来る限り動かさずに一定スピードで巻くのがよい。

シーバスが本当に好きなベイトは何だ?

シーバスは、エビも食べるしボラも食べるしバチも食べるしイワシも食べる。フィッシュイーターらしく自分の口に入る大きさの生き物ならなんでも食べると言ってもいいだろう。

それでもシーバスの好きなエサというのがある。
例えばボラなのだがあまり好きでは無いようで、イワシがいる場合はボラを食わずにイワシばかり追いかけている。

好きなエサでも体力が無いと追えないという事情もありそうで春先の体力のない時期のシーバスは魚類を積極的に追わずイソメやアミを積極的に捕食している。

体力が回復してくるとバチが抜けていてもバチよりもバチを食っているボラの子供を食うようになる。

このように色々なベイトが混在している状況でどのエサを食っているか?を考えながら釣りをすればもっとシーバスは釣れるようになる。

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馬キチ

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幼少の頃より釣りをし続け、早釣り歴30年以上となっている釣りバカおじさんです。

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