シーバスをワームで釣る方法と釣れるおすすめワームまとめ
ソフトルアーとも呼ばれるワームがここ数年で急激にシーバス釣りに浸透し始めた。なぜこれほどまでに広まったのか?ずばり釣れるから。
シーバスにエサと思わせて口を使わせるにはこれほど適したルアーは無い。
このページではワームの使い方と釣れるワームを紹介していこう。
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なぜワームがシーバス釣りの最終兵器なのか?
シーバス釣りにおけるワームのメリットを箇条書きにしてみると、
- 音が出ないため警戒心を与えない。
- スレ切った場所でも釣れる。
- スレづらいので連続ヒットする。
- 波動が弱った魚に近い。
- 細いシッポ部分の微妙な揺れはワームでしか出せない。
- フックからへんな波動が出ない。
- くわえた時の違和感がないから深く食い込む。何度も食ってくる。
- ロスト時のダメージがハードルアーほどではない。財布にやさしい。
デメリットとしては
- 魚を寄せる力が無いため大場所での回遊待ちには不向き。
- 柔らかいためちぎれ易い。
- セッティングを間違えると動きが悪くなる。
- 多少テクニックが必要。
シーバスをワームで釣るには、まずこういったワームの特徴を理解しておくとよい。
ワームのセッティング方法
ワームはまっすぐにさすことが非常に重要である。曲がって刺してしまった時は必ず付け直すことを心がけることで釣果が変わる。
付け方で重要なのは、まずジグヘッドをワームに当ててどこから針先を出すかを確認すること。これでまっすぐ刺すことが出来る。
失敗例その一。出す位置が頭から近かった例。これは失敗。もう少し深くさそう。
失敗例その二。深くさしすぎた例。もう少し手前から針先を出せばまっすぐになる。
成功例。このようにまっすぐ刺せば小魚の動きになる。
ワームを使うタックルは?
まず、ワームを使うにあたって使用するタックルだが通常のシーバスタックルでも問題は無い。
ラインを細くすればするほどプレッシャーを抑えることが出来るのは他の釣りでも同じ事でR-32というシーバス用ワーム開発者の小沼正弥氏によればラインはフロロカーボンの5ポンド(1.2号)を使用し、必ず直結するのが基本らしい。(私はスナップで付けたりすることもあるが)
ワームの基本的な使い方
ワームの使い方は基本的にルアーと同じであるが、ルアーと違ってルアーを泳がせる速度によって表層から底まで攻めることが出来る。
竿を立てながら速く巻けば表層を泳がせることが出来るし、カウントダウンさせて一度底までつけてゆっくり巻けば底を攻めることが出来る。
ワームを使うべき場所は、
- 明暗の境目の最高の場所
- 橋脚
- 護岸
- 同じ場所でボイルが起こる場所
- 人が多く魚も多い人気スポット
こういった場所である。
本当に最高のポイントはスレさせたくないので第1投目からワームを投げる。これがワームの使い方である。
せこいから全然釣れない状況で最終兵器として使う方法もあるが、こういう最高のポイントはすでに最初からスレているので最初から最終兵器を投げる必要性もある。
無駄にプレッシャーを与えてからではワームでさえ警戒してしまう。
ワームの使い方のコツはゆっくりと等速でスーッと言う感じでラインをたるませながら釣る感じを意識すること。管理釣り場のスプーンでの釣りに非常に近いと思う。
また、ノーシンカーでフォーリングをさせると言う高度なテクニックもある。その他にもアルカリダートやワインドなどのワームを使った釣りの中でも特殊なやり方ではジャークやトウィッチが重要になってくる。
シンゾーベイト(SIN-ZOベイト)と呼ばれるワームがあるがこれの使い方はかなり上級のテクニックが必要。ただしこのワームを使いこなせたときは他を寄せ付けない釣果を得られる。スレ場所最強ワーム。基本トウィッチ。
シーバス用ワームの選び方
波動
まず一番重要なのはシーバスの好きな波動が出るかどうか。ブラックバスなどはアピール力重視で波動がデカければでかいほど良かったりするがシーバスは微波動が基本。
状況によっては無波動のワームしか反応しないことすらある。相当活性が高い場合はシャッドテールのブリブリした動きがよく釣れるのだが、それ以外のシビアな時はストレート系の無波動のワームが無難である。
強度
シーバス用ワームは強度も重要なポイントになってくる。
バス用でも同じような形のワームがある。例えばシャッドシェイプ・ゲーリーヤマモト製などはR32と同じような形で釣果も実績があるが一度釣ると破壊される。
シーバスはブラックバスよりも何倍も強くヘッドシェイクをする魚であり、大きな魚はあごの力も非常に強い。
そのため毎回のようにフックを刺しなおす作業に見舞われるし、一本100円以上するワームを消耗するのは経済的にもダメージが大きい。ワームの軟らかさはバスほど重要ではないため出来る限り強度の高いワームを使いたい。
カラー
カラー選びで重要なのはマッチザベイトの考え方でイワシなどのベイトを追っているシーバスはラメが大好きということを覚えておくこと。
ボラを食っている魚はパール系がいい。その他の状況はその時々で色々なカラーを試してみると良い。基本的ににごっているときは金系。クリアなときは銀系が強い。
シーバス用ジグヘッドの選び方
シーバス用のジグヘッドで重要なことは、重さ。
重すぎるとワームが不自然な動きになったり、ワームとのバランスが悪くなり釣れる波動が生まれなくなる可能性がある。4インチのワームを使う場合は7〜10グラムくらいのジグヘッドを使うと良いだろう。
流れが速すぎて対応できないときなどはジグヘッドを重くするが、あまりにも頭でっかちになった場合はバランスが悪いのでワームの大きさも同時に大きくするなどの対応が必要な場合もある。
シーバス用のジグヘッドに必要な要素のひとつに、伸ばされない強度がある。
シーバスのパワーは思ったより強烈で、ラインもショック吸収性の無いPEの場合はあっという間に伸ばされて終わり。そうならないためにも太い軸の針を使用することをおすすめする。
バチ抜けの時の究極の状況の場合はメバル用のワームを使ったりするが、その時はジグヘッドもワームにあわせて小さくしないとバランスが悪くなるので注意が必要である。
おすすめのシーバス用ワーム
シーバス用のワームは各社が非常にたくさん出しているがその中でも私の中で実績が高いものを幾つかピックアップしてみたので参考にしてもらいたい。
R32・マーズ
シーバス用ワームの先駆的な存在。
ピンテールからの波動、ボディーの細かいリブ構造から生まれる波動、カラーリング全てがシーバスを獲るために作られた逸品。
アルカリ・コアマン
ピンテールかと思いきやよく見ると先がシャッドテールになっているワーム。
ピンテールでは釣れなかった時に釣れることがある。扁平のボディーもフラッシング効果をもたらす。
グラスミノー・エコギア
昔からあるシャッドテールのパイオニア。これほどまでに完成されたワームは無いのではないかと思えるほどの安定感。
シャッドテールは乱流を生み出す力がありややアピールが必要な場面で活躍。すれていないポイントなどでは効率よく釣れる。
おすすめのシーバス用ジグヘッド
シーバスをワームで釣る釣りが確立してからシーバス用のジグヘッドは非常に細分化されていて紹介しきれないほどの数が発売されている。
ここではその中でも基本となる製品を少し紹介しておく。まずは基本から入ってみて自分に合ったジグヘッドのイメージを作ってみて欲しい。
静ヘッド(カルティバ)
シーバス用ジグヘッドの先駆的存在。
ハリの太さは必要十分でどんな大物の引きにも曲がったり折れたりはしない。防錆も万全で刺さりもよい。
パワーヘッド(コアマン)
特徴的なヘッド形状のスタビライザー構造により安定したリトリーブが可能なジグヘッド。
針先も鋭くファインなためフッキングしやすい。ややハリが細いのでワームのセッティングがしやすく特にコアマン社のワームにはベストマッチする。自分の中では使用頻度が高い。
フラットジャンキージグヘッド ダブルトレブルフック(ダイワ)
ソルトルアー界のジグヘッド。バイトを乗せ切れないことの多いワームの釣りにおいてトレブルフックが2箇所あることで圧倒的に掛かりやすくなる。元々フラットフィッシュ用ではあるがシーバスでも活躍。乗らないバイトばかりの時には必須と言える。
黒豆ヘッド(オーナー)
底を攻めるときに針先が上を向くためヒット率が高くなるジグヘッド。
真冬にハゼを食う低活性なシーバスはボトムゴビィと黒豆ヘッドの組み合わせで釣ることができる。基本巻き上げからのカーブフォール中にコンと当たりが来るのでそれを思い切り掛けていく釣り方。
ルアーとワームのハイブリッド商品
ワームは付けるのが面倒という弱点があるのだがこの商品は最初からワームが装着された状態で発売されている。動きは最高でフックポイントもたくさんあり、ワームの弱点であるかかりづらさも克服。今やシーバスアングラーのタックルボックスに欠かせない商品となっている。
シーバスをワームで釣る方法まとめ
プレッシャーの高いところにいるシーバスは時としてワームでしか釣れないことがある。
それ以外でも時期によってはシーバスの活性が低く中々口を使わない状況もあり、ワームは今やシーバス釣りにおいて必須と言ってもいいルアーとなった。
この記事を参考に、是非ともいろいろなワームを揃えて釣れないシーバス釣りから釣れるシーバス釣りにチェンジして欲しい。
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