シーバスのチャンスタイム!時合について
シーバスフィッシングは「時合」が大事。
時合というのはシーバスの活性が上がる時間帯のことで釣り人からするとチャンスタイムである。
この時合はいつなのか?どのタイミングでどのように狙えば効率よくシーバスが釣れるのか?をまとめてみる。
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マズメ時
マズメ時というのは日の出、日の入り前後30分ずつ程度の時間帯のこと。朝のマズメを「朝マズメ」夕方のマズメを「夕マズメ」という。
マズメが良いのはシーバスだけでなく他の魚もほぼ例外なくよく釣れる時間帯である。
ベイトフィッシュパターン
イワシやアジがベイトとなる秋は特にこのマズメが釣れる季節。
イワシやアジなどのベイトフィッシュは夜、港などの入江に入り集まり、朝になると外洋の深いところへ移動する習性があるため必ず朝と夕方に岸近くを回遊する。
釣り方は特に何が一番釣れるというのは言いづらいくらいなんでも釣れるのだが、効率よく広範囲を狙えるスピンテールジグなどは実績が高い。他にもメタルジグやバイブレーションで広範囲を狙うのが良い。
バチパターン
バチ抜けというイソメやゴカイの産卵シーズン(1〜5月)は普段海底にいるイソメ類が夕マズメくらいに底から抜けだして海面付近を泳ぎだす。このタイミングが時合となりやすいので夕マズメは外せない時間帯となる。
特に大潮で夕マヅメと満潮時刻が重なる時は一斉にバチ抜けするため短時間に時合が終わるため必ず夕マズメを逃さないように気をつけたい。
バチパターンで重要なのはバチと同じような動きのルアーを使うこと。盛んに餌を食っていてもミノーなどは無視されるので気をつけたい。
使うルアーは一見すると何も動いていないようなルアーがいい。ワームなども非常によく釣れる時期である。
潮が動くタイミング
いわゆる「上げ3分、下げ3分は釣りまくれ」ということわざ通り、潮が動き出すタイミングは時合になる事が多い。
潮が動けば潮に流されまいとベイトフィッシュは必然的に動き始める。それを追ってシーバスも動くので時合が生まれる。
大潮が一番潮が動くので一番釣りやすいというのが定説であるが、時と場合によっては若潮や長潮の方が釣り易い時すらあるので一概には言えない。
元々流れがある河川の大潮の下げのタイミングなどは激流過ぎてルアーが沈められないようなこともあるので、釣りやすい流れのあるタイミングが良いだろう。
他には潮が動けば潮がぶつかって「潮目」が出来る。この潮目は見えない壁のようなストラクチャーになり、シーバスがベイトを追い込む場所になるためよく釣れる場所になる。
気をつけたいのは潮目はまっすぐ下に伸びてない場合がほとんどということ。重い潮は下へ潜り込み、大体の場合底と表層で流れが異なることが多い。潮目がどのように入っているのかをよく見極めながら釣りをすればもっとヒットチャンスは増える。
船が通った直後
いわゆる船パターンである。
シーバスはお腹が減っていてもベイトフィッシュが動いていないと中々襲いかかったりしないことがある。
ベイトフィッシュが動くタイミングでシーバスの捕食のスイッチがはいるようでそのベイトフィッシュの群れが動くタイミング、それが船が通った時なのである。
船が通るとスクリューで水がかき混ぜられてベイトフィッシュが逃げ惑う。その瞬間にシーバスの捕食のスイッチが入り、一気に食いが良くなる。
船パターンは大体寄せ波が消えるくらいまでが勝負。
船が来たら集中力を界王拳10倍モードにしてルアーを投げよう!
あと、意外なのだが船が通ったあとだけでなく船が近づいてくるタイミングで食ってくることもある。常に船の動きには注目しておきたい。
釣れるルアーはその時にいるベイトに似たルアーがいい。例を挙げるとボラがいそうならX-80、イワシがいそうならサスケ95、何がいそうかわからない時はアスリートミノー9Sかカウントダウン9を投げるのが私のやり方。もちろん他のルアーでもちゃんと釣れる。
特殊な状況の時合
上に挙げた以外にも様々な状況の時合は存在する。
少し例を挙げると、多摩川のある場所では1時間おきくらいに水門が開き水が流れる。
このタイミングで捕食のスイッチが入りボイルが始まる。やはりこれもベイトが動くのがスイッチになるのだろう。
他にも、ヘッドライトでシャローのイナッコ(ボラの子ども)をわざと照らしベイトフィッシュを故意に動かすことで時合を生み出すテクニックなどがあるが他に釣り人がいると邪魔になるので使えないテクニックである。
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