ブラックバスが釣れる野池は?探し方・攻略法・おすすめルアーを紹介!
野池と言うのは利水の為に作られた池のことで農業組合が管理している池のことである。
野池で釣るブラックバスは俺の釣り人生の中で一番好きな釣りの一つ。
何故か?その池に魚がいることがわかっているのだからそこにいる魚をどうやって釣るか?戦略を組み立てるのが楽しい。
全部のポイントを打っても1時間か2時間というコンパクトな釣り場というのも好きな理由の一つ。
このページでは野池大好き人間が野池ブラックバス攻略について語っています。
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野池の種類
まず、基本として野池の種類についてから書く。
山間タイプ
山間タイプの野池は山から流れてくる川をせき止めただけの小さなダムみたいな野池。
(写真の奥に見える壁のようなところの上にはもう一つ池がある)
こういうタイプの野池の特徴は、
1.深い。
深いのでそれなりに魚が多い。
2.水がクリア。
例外はあるがクリアな場合が多い。
3.連なって3つも4つも池がある。規模は様々。
そういう場合が多い。一つ釣れるならその周辺の池も大体よく釣れる。
山間タイプの攻め方としてはおかっぱりできる場所が少ないので下側のダムの部分で釣りをするか、流れ込みに降りていくかになることが多い。基本的にそれで十分釣れるのであまりフローターやボートを浮かべることは無いが規模が大きいとボートやフローターが圧倒的に有利になる。
皿池タイプ
皿池と言うのは平地に穴を掘って作ったタイプのプール型の野池のこと。
このタイプの特徴は、
1.浅い
深いところでも2メートル以内の場合が多い。
2.水が濁る
大体がマッディー。
3.大きな規模でぽつんと存在。
地形にもよるが大体がそれなりに大きな野池。
皿池タイプの野池の攻め方は大体全面護岸されているので護岸沿いをひたすら流していく。たまにある取水口のストラクチャーは好スポット。あとは流れ込みも好スポットなので粘る価値あり。
護岸にアシが生えている場合はその周辺がスポーニング(産卵)エリアになっていたりする。
釣れる野池の見つけ方
私の住んでいた兵庫県には3万以上の池がある。
その中でブラックバスがいる池はかなり多い。
しかし、ブラックバスがよく釣れる池と言うのはかなり少ない。
当たりの池の探し方を紹介する。
おたまじゃくしがいる池はパス
おたまじゃくしと言うのは遊泳能力が一番弱いベイトで、ブラックバスが入ったら一番先にほぼ絶滅する。
岸近くにわずかに残るくらいならバスがいる可能性はあるが、池の中央付近までおたまじゃくしだらけの池というのがたまにある。そういう池にはブラックバスはいない。
高速道路近くの池はほぼ100パーセントバスがいる
高速道路近くにある池は誰でも池の存在に気付く。だからすでにブラックバスが入れられている可能性が非常に高い。
ただし、アングラーも多いのでプレッシャーも高い。かなり昔からいる可能性が高いので大型のブラックバスが多いのが特徴。
メジャーレイクの近くの野池は熱い
取材などの来るようなメジャーレイクの近くにある野池はバスが入って長い年月が経っているため大型の魚が多い。
だが、メジャーレイクに人は集中するためプレッシャーはそれほど高くない。大型のバスが釣りやすい野池はメジャーレイク近くの野池。
アクセスの困難な野池はほぼハズレる
私の仲間たちは皆暇をもてあましたバス釣り狂いばかりだったので誰も知らないような山奥の野池に釣りに行って秘境と言うものを探し続けていた。
時には道が無くなり、確かにこの方角に池があるはずだと道なき道をつき進んでいった。
こんな山奥の秘境に誰がブラックバスを放すのか?そんな変な人ほとんどいません。
90パーセント以上ハズレ。極まれにバスはいたがそんな苦労をしてまで行くべき池は存在しなかった。
普通に行けるメジャーな野池のほうがよっぽど釣れる。
アクセスの困難な場所の池はそんなに大きな規模で作ると管理できないから全部小さいというのもある。
野池は春探せ
野池は夏行くと結構入る場所が無かったりする。草が生い茂っていて立つ場所が無かったり、ヒシモに多い尽くされていてルアーを投げられなかったり。
春なら草はほとんど生えていないし、ヒシモもまだ生え始めくらいでルアーを投げられる。しかも春はバスが冬眠から覚めてルアーを追いまくる季節。野池は春探すのが一番いい。
ヒシモが生い茂った池は春行くとプレッシャーのかかっていないランカーが釣れるというおまけつき。。
水の色が重要
私のように何百も野池を回ってきた人間だと野池の色を見ただけでこの池が釣れるかどうかというのは簡単にわかる。
説明すると、釣れる野池というのは水が基本的にクリアであるが、なんか落ち葉とかから出た茶色い汁が流れ込んで全体的に少し茶色がかっている池。栄養が豊富なのかバスのストック量が多い。
マッディーな池はぱっと見では判断出来ないので流れ込みにベイトがいるかどうかで判断する。ギルがいるといい池。
クリアすぎる池でも水深が深い時はストック量が多いとかぱっと見だけで判断できない時も多いが茶色がかった池はかなりの確率でアタリの池。
野池の攻め方マニュアル
野池でバスを釣りたいなら攻め方を知らなければならない。そこでここで攻略の鉄則というものを紹介していこう。
狙う場所が重要
野池攻略で重要なのがポイント選びである。
季節によってバスのポジションは変わるが攻めるべきポイントとして挙げておきたいのは以下の場所。
- 流れ込み
- 流れ出し
- シェイド
- 角
- ウィード(水草)
- ワンド
- 障害物
何もないところに向かってルアーを投げて釣れることはまれにある。ただ、野池で効率よくバスを釣りたいなら上記のポイントを攻めてほしい。
まず(1)流れ込みから説明すると流れ込みは野池のポイントの中では最上ポイントであり、まず最初に狙わなければならないポイントであるだろう。急激に泥水が流れ込んでいるとか急激に冷たい水が流れ込んでいるとかの特殊な状況でなければ確実にバスが回ってくる。
もしも人が多くて移動できない状況なら流れ込みで粘り続けてもいいと思えるポイントとなる。
私の実績からしても初めて50センチオーバーの魚を釣ったのも流れ込みに絡む杭だったし、8連続で40オーバーを含むバスをゲットしたのも流れ込みだった。
とにかく流れ込みは攻める事ができるのならば絶対に攻めなければならないポイントと言えるだろう。
(2)流れ出しに関しては水が動く場所として夏場は特に良い場所である。それ以外の時期でも活性の高い魚は流れのある場所にいることが多く超一級ポイントと言って良い場所となる。
(3)シェイドは野池という環境上、餌が昆虫になることが多く、上から落ちてくる昆虫を待ち構えていることが多い。スキッピングなどで奥へルアーを投入すれば思わぬ大物がヒットする可能性も高い。
(4)角であるが野池が完全な円でなければ角がどこかにあるはずである。角は小魚を追い詰める絶好のポイントでありバスが定位しやすい最高のスポットとなる可能性が高い。オセロと野池は角を取ったものが勝てるゲームである。
(5)ウィードは水草が生えている場所であるが、酸素を作り出すポイントであり、小魚や水生昆虫の隠れ家になる場所であるためバスのストック量もとにかく多い。野池でウィードが生えている釣り場はかなり期待して良い場所だと言える。
夏場ヒシモが水面を覆い尽くしているような野池の場合、隙間にワームを落とし込むだけでバスが食ってきてとても面白いゲームが出来たりする。
(6)ワンドは水が動きにくいエリアであるが春のスポーニングシーズンには必ずバスが居る超一級ポイントとなる。3〜5月は必ず攻めたい場所となる。それ以外のシーズンでも小魚などがストックされやすく、捕食(フィーディング)に回ってくるバスも多いのでチェックしておきたい。
(7)障害物と言ってもかなり色々なものがあるが倒木や冠水しているブッシュなどはバスが隠れている可能性が高いポイントである。とりあえず攻めてみると釣れるかも。
あとはマンメイドストラクチャーと呼ばれるコンクリートで作られた護岸や取水口などのポイントもバスが回ってきたりスタンバイするポイントとなるのでとりあえず狙ってみるとよいだろう。
春はシャローのストラクチャーに付きやすいので取水口はよくデカバスがヒットする。
野池におすすめのルアー紹介
野池だからといって釣れないルアーは無いので好きなルアーを使えばいいのだが野池で実績の高いルアーを少し紹介しておこう。
野池というのは閉鎖空間であるためベイトが少なくなりがち。そのため、野池のバスは夏場虫を食っていることが多くなってくる。特に木が覆いかぶさっている場所の下では虫が落ちてくるのを待っているバスが多く、着水と同時に食ってきたりする。
子バスの多い野池では特に実績が高いのがスモラバ。カバーの際に落とし込むだけでくわえて持っていくぐらい食わせやすい。すれたデカバスにも強く、思わぬ大物をゲットすることも出来るルアーである。
とにかく釣れるワーム。ノーシンカーでずる引いたり、逆付けしてカバーにバックスライドでフォールさせたりすれば勝手に釣れる。
まとめ
いかがだっただろうか?
野池というのは上でも書いたがほぼ間違いなく利水、治水のために作られた池であり、管理者がいる。あくまで釣り人は釣りをさせていただいている立場であるということを心にとめてゴミなどを放置する事のないようにしたい。
他、路上駐車で道を塞いでしまったり、管理者の迷惑となるようなことをしてしまった場合、最悪釣り禁止になってしまったり池の水を全部抜いてブラックバスを駆除する場合もある。
実際私のよく行っていた50センチオーバーのバスがたくさんいる池も釣り禁止となっているし、水が抜かれて駆除されている池もかなり多い。
大切な釣り場を守るためにくれぐれも気をつけたい。
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