ロードバイクを街乗り仕様に改造してみる
ロードバイクを購入したものの、街乗りには適さず、すっかり出番が減ってしまっていたのでクロスバイクが壊れたのをきっかけに、ロードバイクを街乗り仕様に改造してみたのでそのレポートを書いてみる。
ロードバイクを街乗り仕様にする方法
まず、ビンディングペダルを普通の靴でも乗れるように変える必要がある。
ビンディングシューズとビンディングペダルを使うと、山を登ったりする時や、長距離乗るときなどには押す時も引く時も力を入れることができるので足の筋肉を効率よく使用することが出来るため、競技で乗る人や、一日中乗る人などに重宝されている。
しかし、ビンディングシューズだと基本的に歩きづらいので、普段ちょっとした買い物とかどこかへ行くときにはビンディングシューズを履く事はない。一応ビンディングペダルは普通の靴でもこげなくもない(ビンディングの種類にもよるが)ものの漕ぎづらいので街乗り仕様にするならペダルを変更するべきである。
そこでビンディングペダルを外して、購入した通常のペダルに変更した。
物によってはビンディングペダルを外す時にペダルレンチが必要な場合もあるが、私のロードバイクのビンディングペダルは小さめのモンキーレンチで問題なく外すことが出来た。
ただ、新しいペダルを装着しようとしたところ、なんとモンキーレンチで締めるタイプではなく、六角棒スパナで締めるタイプだった…。太さはそこそこ太いタイプで家にはそのサイズが無かったので、しょうがなくホームセンターでセットになったものを買う羽目になってしまった。これはあとから気づいたのだがダイソーでも店によっては売っているサイズだった。
スタンドを取り付ける
ロードバイクにはスタンドは通常付けないが、街乗りする場合にはスタンドがないとかなり不便なことになる。よく、ガードレールとかに立てかけておいていたりするが場所によっては立てかける場所がなかったりして、置き場所を探すのに苦労する。
そこで私の場合は、センタースタンドを取り付けた。クロスバイク用のセンタースタンドだったが、問題なく装着可能であった。
センタースタンドの他にも色々なタイプがあるので自分のロードバイクに合わせて選ぶと良いかもしれない。
ロードバイクを街乗りに使う時の工夫
私の場合、前のタイヤを23cから28cにチェンジ。これによって段差などのショックを少しでも軽減しようと考えたわけである。
なぜ、前のタイヤだけなのか?であるが、正直後ろも変更したかったのだが、後ろのタイヤを28cに変更して取り付けようとしたらフレームに微妙に接触してタイヤが回らないため出来なかった。
ロードバイクは元々23c〜25cでの使用を前提に作られているので28cという太さのタイヤは使えないのだろう。前輪もブレーキにハマらなくてどうしようかと思ったが、無理やり押し込んだら上手くハマったので使えた。
実際に乗ってみてどうかというと、正直乗り心地としては実感するほどの変化は感じないと言える。ただ、タイヤがぶっとくなったので多分リム打ちのパンクなどは減ると思われる。
ロードバイクで街乗りしてみた感想
改造してみたロードバイクにまたがって近所のサイクリングロードで試し乗りしてみたところセンタースタンドが足に当たることが判明。ただ、乗り方次第で当たらない事もわかり、乗り方を注意することで問題は無くなった。
交換したペダルについても、普通のペダルなので特に何の問題もなく非常に乗りやすくなったと言える。
乗り心地に関してだが、以前乗っていたクロスバイクと比べるとサドルとハンドルの距離が長くなってしまい、正直かなり街乗り用とは言いづらい。空気抵抗を少しでも減らすための前傾姿勢になっているため、長距離乗る事ができるとか速く走れるなどのメリットはあるが街乗りではそれほどメリットにはならず、ただ乗りづらいだけに感じる。
これに関してではあるが、正直1週間も乗り続ければ慣れると言える。私も久しぶりにこのロードバイクで1時間程度街中を走った時、乗り方を忘れていて手が痛くなってしまったのだが2回目、3回目と段々と乗り方を思い出してきて手の痛さが無くなった。
はっきり言って、ロードバイクは慣れれば街乗りでも全く問題なく使用可能と言えるだろう。
ロードバイクを街乗りで使う時に必要なアイテムまとめ
ロードバイクを街乗りで使用するために必要なアイテムをまとめて紹介してみよう。
鍵
ロードバイクは盗まれやすいので2つ鍵が必要となる。基本的に目立つところに長時間放置するなどすれば鍵を付けていても盗まれる可能性が高くなるため管理人のいる駐輪場など置き場所は気をつけたいところである。
私はシートポストに鍵を取り付けることの出来る鍵を購入した。
小物入れ
鍵を入れたり、軍手を入れたりするちょっとした小物入れを取り付けておくと便利。私の場合、スマホのナビを使えるタイプのバッグを購入。ここにスマホやスマホのバッテリー、家の鍵、パスケースなどを入れておける。
ライト
私のロードバイクには、山道などで元々付いていたライトではあまりに心細く怖かったので超強力ライトを付けていたのだが、街乗りで超強力ライトはオーバースペック。なので小さいライトに付け替えた。街乗りの場合、十分街灯が明るいので自分の存在を周りに気づいてもらうために付ける感じで十分。
リュック
ロードバイクには収納が基本的にないのでリュックも必要。リュックは何でもいいけど背中が蒸れないタイプをおすすめしたい。
ロードバイクを街乗り仕様にチェンジしてみた結果まとめ
クロスバイクが古すぎてボロかったというのもあると思うけどロードバイクを街乗りで使うようになって圧倒的にストレスが減ったと感じる。
クロスバイクでは不可能なレベルの加速ができたり、長距離乗る際の快適性能もロードレーサーの方が上であり、慣れればロードレーサーでの街乗りは全く問題ないと言って良いでしょう。