クロスバイクの書

京都観光にはレンタサイクル?本当に便利なのか実験してみた

京都タワー

ちょっと京都観光行きたい気分だったので一人で電車で行ってきた。

兵庫県に住んでいる俺としては1時間でつく京都へはそれほど観光へも行かず、気づいたら小学校の低学年に社会見学で行ったっきり、20年ほど京都観光などしてこなかった。近いと逆にいつでも行けるからいいやってなるパターンのやつや。

歩いて南禅寺を目指すもレンタサイクルを借りることに

京都駅から湯豆腐で有名な南禅寺までは5.4キロほどある。なぜ南禅寺に行きたいのかというと琵琶湖疏水の通る水路閣というのがラピュタっぽいから見たかったわけだ。

5.4キロなら時速5.4キロで歩けば1時間ほどで着く距離。遠いな・・・と思いつつも最近色々と金を使いすぎて貧乏を極めていて金を使いたくない俺は歩くことにした。

10分ほど歩いたところで「これはあかんわ」となってくる。

ふと歩きながら横を見るとレンタサイクルの店が!

京都ゆるチャリ倶楽部」っていうところ。

料金は1日700円。。事前にレンタサイクルってどうなんやろ?と思い京都周辺のレンタサイクルについて調べていたが一日700円は最安レベルである。

もう即店に入ってタイトなジーンズにねじ込んだ感じのロック風おじさんにレンタサイクルを貸してもらう。

書類に電話番号とか住所とかを書き込んでお金を払うと「観光かい?」と聞かれて「そうですよ」と言うと観光ガイドとどこらへんは止めると撤去されるから自転車置き場へ止めてねとかの紙をもらえる。他にもなんか色々貰った気がするがスマホで調べて行ったのでもらわなくてもよかったとおもう。

自転車はスポーツタイプかご付きのなんかダッサイやつの2種類が選べたけどスポーツタイプとか調子こいてる感じが嫌だったのでダッサイ黄色のチャリを借りた。

一応3段変速付きで悪くない漕ぎ心地。

一気に南禅寺へ

5.4キロは歩くと途方もなく遠い距離だったことに気づく。

途中で古そうな店があるなぁと思いながら進んでいたが有名な鴨川の床の店だったり、変わった建物の店がいっぱいある。

南禅寺の近くにでっかい鳥居があったりしてあとで行ってみたいスポットが増えていく。こういうところはチャリのいいところだろうね。気軽に寄れる。

地下鉄とかで行くとどこに何があるのかわかりづらいからスポットごとしか楽しめない。やっぱりどの辺りに何があるとかが空間で楽しめたほうが観光は面白いかもしれない。

南禅寺へ到着。

境内に自転車置き場があったのでそこに停めて例の水路閣を探す。

場所がわからなかったらどうしようと思っていたが非常にわかりやすい看板がたくさん出ていたので誰でも辿り着くことが出来るだろう。
水路閣
人が多かったらどうしようかとも思っていたがこの時期だからか人が殆どおらず水路閣は掃除している人しかいなかった。
水路閣2
水路閣3
とりあえずきれいなレンガ造りの水路閣を楽しんで写真にもバッチリ収めたので京都観光の目的は果たせた^^

南禅寺
南禅寺の中の建物
南禅寺の苔
南禅寺の風景をたくさん写真に収めたが、まだ全然時間があるということで別のところにも行ってみることにした。

金閣寺へGO!

京都といえば金閣寺!今まで金閣寺へ行ったことがなかったので日本人として金閣寺ぐらい行っとかないと外人に笑われそうだなと行ってみることに。

で、スマホで調べてびっくりしたのが金閣寺遠い!南禅寺から金閣寺は京都の観光地で言うと東の端から西の端まで行かなきゃだめ・・・。

だが私にはチャリというスーパー機動力があるのだ!こんな距離30分もかからんはず。

南禅寺を出てすぐのところに京都市動物園があるのを横目に進み、平安神宮の方へ行ってみる。

とにかく鳥居がでかい!
超でっかい鳥居
靖国神社の鳥居のデカさにビビったけど更にでかいのがこの鳥居。

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一応前まで行ってみたけど自転車置き場が見つからず別に中に入りたい気も起こらなかったのでスルーして金閣寺へ。

かなり距離があるので行き道に何か面白いものないかなと探しつつ進む。

結構大きめの道は必ず自転車専用レーンがあるのでとても快適にサイクリングできる。

築何年だろうって家がたくさんあるのを見ながらチャリを漕ぐが段々と微妙に上り坂になってくる。

川が流れているってことは傾斜があるわけで京都盆地は盆地だけど若干傾斜がある。。

地味に疲れる・・・とてもじゃないけど一気には行けないので途中コンビニで飲み物と軽食を購入。ずいぶん汗をかいていた・・・。

そして自転車に付いている変速を軽くして再スタート。変速いらんやろって思ってたけど絶対いるわ・・・。あと、スポーツタイプにしといたほうがだいぶ良かったわ・・・。

やっとのことで金閣寺へ到着し、タクシー乗り場の道をまたいで向かい側にあるちっちゃい駐輪場へ自転車を止めて金閣寺を拝みにいく。

近づく金閣寺。
金閣寺の門

拝観料(400円)を払い、チケット代わりのお札を受け取り中に入る。

いきなり金閣寺!
金閣寺
こんなにいきなり金閣寺?ってくらいいきなり金閣寺なのである。
いい感じの金閣寺
さすが金閣寺と言った風格で確かに素晴らしい。是非とも生で見ていただきたい。

ちなみに金閣寺はお寺じゃなくてお墓で中に建てた人のお骨が納められているらしい。その人のたっての希望で極楽浄土っぽい感じの建物にしたらしい。(隣にいた人が言ってた)

なので中は入れない。

庭園もすごくて手入れが行き届いている。さすが世界遺産。
庭園がきれい
島もきれい
金閣寺以外にも庭園は見ものである。

観光地には必ずソフトクリーム屋があるよね。めっちゃ美味しそうだよね。
でもダイエット中なので我慢しておみくじの自販機でおみくじをやってみることにした。

吉!中々いいやつを引いたよ。書いてあること見たらめっちゃいいこと書いてあったわ。ものを売る時は必ず仲介業者を通して売れってなんて的確なアドバイス!とりあえず財布に入れておくことにした。(悪い事書いてあったら木とかに結びつけておくといいらしい)

ちなみにおみくじ自販機は英語バージョンもあったので外国人でも安心だ。

次の観光は伏見稲荷大社に決定

この前こじはるのインスタ見てたら千本鳥居で有名な伏見稲荷大社が出てたのでちょっと俺も行っとくかと何となく伏見稲荷大社へ行ってみることに。(この前はこじはるが行った有馬温泉に行ったしなぜ俺はファンでもないのにこじはるを追い続けるのだろう?)

距離的にはどう考えても行く順番が間違っている距離。めっちゃ遠い。でもちょっと京都駅に寄る用事があったので京都駅で用事を済ませに行く。

金閣寺から京都駅までは全部下り坂なのでめっちゃ楽。自転車最高なのである。

途中に二条城があって、司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」を読んだ時から新選組が好きな俺はちょっと行ってみたい気持ちがすごかったんだが時間が無いのでスルー。

今度京都来た時は必ず入ってみるぜ!
参考:燃えよ剣 全2巻 完結セット (新潮文庫)

14時〜15時まで京都駅で用事を済ませ、伏見稲荷大社へ!

京都は碁盤の目のようにまっすぐに道が作られているのでほぼ迷わず伏見稲荷大社へ辿り着く。

近くに自転車を止めて裏の道みたいな方から進む。

屋台とかもあって本格的な観光地っぽい。何かがめちゃくちゃ美味しそうな匂いを発していたが何かはよくわからない・・・。こういうところは基本ぼったくり価格なのでスルーだけど。

伏見稲荷大社の前に到着したので写真で撮るぜ!

と思ったら「メモリーカードが読み取れません」・・・との警告が。。

さらに、「このカメラで初期化しますか?」と聞いてきた。ノーーー!金閣寺が消えてまうがな!

めっちゃテンパりながら昔のファミコンのようにメモリーカードを抜き差しして穴に息を吹きかけて生き返れと人工呼吸。

10回目くらいにコンビニでメモリーカード売ってないかな?と思い始めた頃なんとか復活した。寒かったからか?

まぁよかったということで写真を取りながら進む。
伏見稲荷大社到着

伏見稲荷大社は超過酷!最終的に膝が笑うことになろうとは

あの有名な千本鳥居はどこかと行ってみるとすぐにあった。
千本鳥居
外国人にあなたの日本で撮影したベストショットを見せてくれっていう番組が前あったけどそれでもかなり多くの外国人が千本鳥居を撮影していたが確かにすごい。千本あるのか知らないけれどすごい量の鳥居があってめっちゃパワースポットって感じがする。
千本鳥居2
昔、エフゼロっていうゲームがあってそれでパワー回復ゾーンに入るとどんどんパワーが回復していくのがあったのだがそんな感じがする。
どこまでも続く千本鳥居
ちなみにこの鳥居は会社や個人で奉納したもので裏に建てた日と建てた団体・個人名が入っている。
鳥居の裏っかわ

歩いているとなんかすごいパワーがもらえる感じ。

でも実際は急な階段を歩いて体力はどんどん減らされている。
どこまでも続く石段
最初のうちはすごい!すごい!こんなに鳥居がある!って感じなのだがすすむとそんな気持ちも消えてきていつまでこの鳥居あんの?って感じにかわる。

もう途中から完全な登山なのだ。軽登山。
俺はなにか勘違いをしていた。こんな場所だとは全く思っていなかった。だが、せっかくなので頂上には何があるのかをこの目で見定めたい気持ちが強くなり歩き続ける。

結構な距離を歩き、そろそろ山頂かな?と思った時に見た標識。
看板

もう驚愕なのである。結構な距離を歩いたにも関わらず、結構な汗をかいたにも関わらずまだ3分の1しか来ていない!

だが、ここまで来たら行くしか無い、山頂とやらへ!とラオウ昇天させたい(スロット)気分と同じ気分で登り続ける。

猫
人懐っこい猫

途中に猫がいて人懐っこくて癒やされたり、異常なほどのカラスがいて圧倒されたり、山がなんかすごくてよくこんなところに鳥居を並べ続けたなといろいろと考えているとやっと見晴らしの良い所へ到着。ここか、頂上は。
見晴らしのいいところ

違うんだなこれが。。

見晴らしのいいところはまだ山頂を回る道への入り口であり、さらに30分かかると書かれている。。

パネェわ伏見稲荷大社。覚悟が全然足らんかったわ・・・。

でもね、この30分で俺の何かが変わるなら。その先にある何かを得るために俺は行くよ。

覚悟を決めたが暑くてたまらないのでここでしばらく上着を脱いでクールダウン。コンビニで買っておいたお茶をがぶ飲み。ちなみに自販機のペットボトルのお茶は230円くらいしてました。高いのでちゃんと下で買いましょう。

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30分かけて山頂一周したけど疲労感が増しただけでした・・・。

野球部っぽい少年が走ってたけど本当にトレーニングにむいている場所だよ。無料で入れるし。

外国人に写真を撮ってと言われたので全く英語を発さずに全て済ませる事ができ、英語とか出来なくても会話できることを知った。言葉じゃなくてハートによるコミュニケーションが重要なんよ。

写真カラス
(山を降りてる時にカラスの大群を見た)

膝をプルプルさせながらおじいちゃん状態で山を降りるとすっかり日が暮れてしまっていた。

ということで今回の京都観光はこれにて終了。
自転車はレンタサイクルの店の前に鍵をかけて放置するシステム。便利。

レンタサイクルで行く京都観光まとめ

光る京都タワー
今回使ってみてトータルで言うとレンタサイクルは結構おすすめ。ゆるい坂はあるが基本的に京都はフラットな場所が多いので中心部を回るだけなら自転車で十分。スポーツタイプなら変速も多くて漕ぎやすいはず。

冬の京都は寒いけどレンタサイクルは結構暖かくなるので体温調節しやすい服装で行くのをおすすめする。