クロスバイクの書

クロスバイク歴10年を超えてわかった「メリット」と「デメリット」

クロスバイク歴10年を超えてわかった「メリット」と「デメリット」

クロスバイク
クロスバイクとは、自転車の形態のひとつ。 元々はオフロード用の自転車であるマウンテンバイクのフレームとコンポーネントをベースに、整地・不整地走行を両立できる車種として生まれたもの。 現在、多くはロードバイク同様の700Cというタイヤサイズ、フラット型のハンドルバーという特徴がある 。(出典:Wikipedia

クロスバイクを買って10年以上経つがクロスバイクを買って使ってみて感じることを書いてみる。

クロスバイクを買った「メリット」だと感じること

サイクリングイメージ

すげぇ速い

やっぱり速度。普通のチャリでは到底不可能な域の速度で走ることが出来る。

俺のクロスバイクはクロモリと言ってクロム鋼とモリブデン鋼の2種類を混ぜた合金。簡単に言うと鉄合金の自転車だ。

最近流行のカーボンだとかアルミだとかに比べると格段に重い。フレームは細くてシルエットがきれいなのだが重い。それでも速度に関して言えば平地でMAX45キロくらいは出る。ママチャリでは到底不可能な数字である。

軽い

上にも書いたがクロモリというほぼ鉄素材の自転車でクロスバイクの中では重い部類のものに乗っているがとても軽い。約10キロちょっとなので担いでもそれほど苦にならない。(輪行などで長距離担ぐのはかなりきついが)

ちょっとした階段とかが出てきてもスロープを探さずに持ち上げて登れちゃう

駐輪場なんかで奥の方に止めちゃって通れなくて持ち上げないとダメな場面でも軽く担げるので非常に楽。車止めなどがあって通りづらいところでも持ち上げれば簡単に通れる。

軽いというのはとにかく日常生活においてかなり大きなメリットになるということが言いたい。

分解が楽

何度か電車で旅行に行く時にクロスバイクを持ち歩いたんだけど分解がとても楽。工具いらずでタイヤが外せるので袋に入れて電車に持ち込むことが出来るのである。

チェーンが外れてもすぐ直るし、ハンドルとかも分解したり出来る。簡単にメンテナンス出来るのは長く使う上でも非常に重要。

パンク修理が楽

タイヤが外せるのでパンク修理がすごく楽。替えのチューブを800円くらいで買ってパンク修理キットと空気入れと一緒に持っていればどこかでパンクしてもチューブ交換をして空気を入れればすぐに直る。

パンクしたチューブは後で直せばいいだけなので持って帰ればいい。
自分で簡単にパンク修理が出来るのはかなりメリットが大きい。

改造が楽しい

クロスバイクは非常に単純な作りなのでいろんなパーツを取り替えてカスタム出来る。

ハンドルにエンドバーをつけてみたり、グリップをかっこいい奴にしてみたり。自分だけのオリジナル自転車にするのはとても楽しい。

参考クロスバイクの改造に挑戦!

警察に止められにくい

こういうスポーツタイプの自転車って警察からしたらパクられにくいチャリなのかどうか知らないけど、前はよく防犯登録の番号を聞かれていたのだがクロスバイクにしてから全く聞かれなくなった。

大事に使うようになった

今の時代、自転車は中国製とかが多くて安いものだと7000円くらいで買えたりする。だから自転車が古くなったら買い替えればいいやって感じであまり丁寧に扱わない。

駅前に長時間放置したり、荒っぽい乗り方をしたりしてすぐに使えなくしてしまう・・・。大体3年か4年持てばいいくらいの使い方だった。

そんな俺がこのクロスバイクを買ってからはすごく大事に乗っている

いろんな改造をしているし、2ヶ月に一度は油を注してチェーンを磨いたりタイヤの溝が減ったら取り替えたりと道具に無頓着な俺がこんなに自転車を手入れしている。

あっという間に10年乗ったけどまだまだ乗れる。(追記:原付きに突っ込まれる事故でフレームが曲がるまで10年以上乗り続けた)

漕ぐのがとても楽

かなり長距離乗るようになる。1時間とか2時間の距離でも平気で自転車に乗るようになる。クロスバイクだと漕ぐのが楽だからである。

たまにシティーサイクルに乗ると体感でクロスバイクよりも1.5倍ぐらい疲れる。姿勢が疲れる姿勢な気がする。
シティーサイクル、ほんとに漕ぎづらい・・・。

これまで明らかに電車や車でしか行きたくない距離だったのにこのクロスバイク買ってからは平気で乗れるようになった。

休みの日に予定が無ければふらっと街まで乗る。狛江から池袋なんて自転車で2時間近くかかる距離なのに気持ちよく乗れる。

ガンダムを見に行った時の写真
買った当時ガンダム見にお台場まで行った。(往復60キロ以上あり流石にへとへと)

クロスバイクを買ったデメリット

金がかかる

初期投資が車体で5万円ぐらいかかる。高い奴はもっともっと高いけど最低でも4〜5万はするので結構痛い出費になる。(中古なら3万円程度で買えるのでどうしてもお金が足りない人は中古自転車屋を探してみてもよいだろう)

他にも追加で鍵・給水ボトル・自転車用グローブ・パンク修理キット・メンテナンススタンド・チェーン用のオイルなどは買った方がいいと思う。これらの出費も結構な額になってくる…。

交通費を浮かせて元を取ろうとするが自転車の消費カロリーは高く、目的地についたら確実に飲み物とパンかおやつを買ってしまうのでそれほど交通費は浮かない。(節約したければ飲み物と食べ物は持参しよう!)

お尻が痛くなる

クロスバイクだろうがママチャリだろうが1時間も2時間も自転車に乗ってたらお尻が痛くなるもんだ。

長距離乗った次の日とかはかなり痛い。でもなんか長距離乗った達成感というかなんなのかわからんけどあまり嫌じゃないんだけど。

雨の日は乗れない


通常、泥よけがついてないからお尻が泥まみれになる。
一度、夏の日にずぶ濡れになりながら漕いでみたがかなり悲惨な状況となった・・・。

雨の日や雨上がりに漕ぐ時は上の画像のような別売りの泥除けをつけるかレインウェアを着て完璧防御体勢で漕ごう。

危険

はっきり言って自転車で速度を出すのはかなり危険

坂道など結構飛ばしてしまうがかなり危ない目にあったことも無くもない。交通量の多い場所だと下手すりゃ死ぬのであまりスピードは出しすぎないように気をつけること。

収納が少ない

前かごが無いので買い物の時不便。釣りの時に使えるように荷台タイプのキャリアバッグを買ったが実際あんまり使ってない。

結局バックパックに荷物を入れて運ぶのが多い。

パーツが繊細

クロスバイクはスピードが出せて楽に漕げる分、ママチャリのように頑丈に出来ていない。その為いろんな部分が繊細で乱暴に扱うとすぐに壊れる。チェーンの変速やワイヤーなど気をつけたい部分がたくさん。

タイヤの空気圧も重要で月に1度は入れなおしておかなければいつパンクしてもおかしくない状態になってしまう。

でも色んなパーツを取り替えたりして手間をかける分、愛着が湧くというのもあるのだが。。。

ズボンの裾がやられる

ズボンの裾がギアに引っかかって破れることがあるのでヒラヒラしたズボンはまくって乗る必要がある。ラッパズボンとかはクロスバイクに乗るときには向いていない。。。

スェットみたいに裾がキュってなったズボンなら安心。

クロスバイクを購入するメリット・デメリットのまとめ

クロスバイクイメージ
ちゃんとしたものはそこそこの値段がする高い買い物なので結構よく考えて買った方がいいと思うが、私の場合はもう普通のシティーサイクルやママチャリには二度と乗れないレベルでクロスバイクを愛している。

愛車には茶色いボディーが馬っぽいからブエナビスタと名付けている。

クロスバイクを買うということは人生のパートナーを見つけることだと思う。パーツ交換でいくらでも使い続けることが出来るからである。

ちなみに、ダイエットするために買うんだったら毎日10キロくらいは乗らないと痩せない
週一くらいのペースでは全然痩せない…。いっぱい乗れば痩せると思う。走るのが嫌いな方は是非w