クロスバイクの書

クロスバイクはメーカーよりもここにこだわれ!

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このページではクロスバイクを初めて購入する時に気をつけておいた方がいいことをまとめておく。

クロスバイクのボディー素材について

クロスバイクは大きく分けて(1)クロモリ(2)アルミ(3)カーボンの素材がある。他にもチタンとか竹とかの例外中の例外もあるけどそれはほぼ流通してないので無視する。

まず、「クロモリ」だがこれはクロームモリブデンという違う種類の鉄を混ぜて作った鉄。

クロモリと言う名前なのでそういう素材なのかと思う人もいるだろうが鉄なので錆びるし重い。さらにペダルを漕ぐエネルギーは伝わりづらいというデメリットも。

メリットは鉄は粘りがあって強いので細く作ることが出来る。その為シルエットが非常に綺麗でかっこいい。価格も安く作ることが出来るため初心者にも購入しやすい。
金属の粘りがショックを吸収するため乗り心地は良く長距離の走行では大きなメリットとなる。

鉄なので錆びるものの表面だけのサビなので意外と長持ちする。

次に「アルミ」素材についてであるがアルミは軽量で漕ぐエネルギーは伝わりやすく比較的安いため総合力としては非常に高いレベルの素材である。

しかしデメリットが無いわけでもなく、強度を上げるためには車体を太くする必要があり無骨でゴツイシルエットになる。
サビもクロモリほど顕著ではないものの錆ないわけではない。クロモリの場合は素材に粘りがあるため錆びても即致命的なダメージには結びつきづらいがアルミの場合突然フレームごと折れて大怪我を負った事例もあるため素材としては初心者向きとも言いづらいと考えられる。

最後に「カーボン」素材なのだがこれは非常に軽く、漕ぐエネルギーも伝わりやすくサビも発生しないまさに理想的な最高の素材

ただし、デメリットは高価であることと大きな衝撃を加えると折れることが挙げられる。

素材として非常に高価になるためにフルカーボンのクロスバイクなどはほとんど見たことがないがレース用のロードバイクはカーボン素材の物が非常に多い。
フルカーボンのロードバイクの場合価格は100万円を超えることも普通の世界

クロスバイクの場合フロントフォーク部分にカーボン素材が使われていたりすることもあるのだがカーボン素材の欠点は強く何かに衝突した時にバキッと折れることがあること。
粘りがないのでぶつかった時の衝撃がモロにダメージになるということである。

ギアについて

素材の次にギアについて書いていく。

ギアは◯スピードなどと書かれていることが多い。◯の部分は数字が入り数が多いほどギアが細かくチェンジできるということである。
基本的にはロードバイク用で10スピードというのが標準的。クロスバイクの場合は7とか8スピードが多い。

普通の平地やちょっとした坂を登るぐらいなら7スピードでも何ら問題なく使える。多ければ多いに越したことはないが基本的には7スピードで事足りる。

ただ、急坂が多い場所で乗る場合7スピードでは全く足りない。10スピードでも足りない。前のギアが2枚もしくは3枚無ければどうにもならない場合もある。ヒルクライムという山を登るレースがあるのだがそれに参加したかったら確実に前のギアが2枚以上のクロスバイクに乗ること。

他、田舎の山道や離島の道は非常にアップダウンが激しいのが普通なのでこういうところへ行ってクロスバイクに乗ってみたいと思っているなら前のギアは2枚以上必要

クロスバイクは家の近くのアップダウンのない道でしか乗らないというのなら前のギアは1枚で全く問題ない。

タイヤについて

タイヤは太さが重要で、プロがロードレースで使う23Cと呼ばれるサイズから32C程度の太めのタイヤまでクロスバイクでは使用されている。

23Cは極端ではあるが細ければ細いほど速く走ることが出来、路面への設置面積が小さくなり漕ぎ心地は軽くなる。ただし乗り心地は悪くなり、グリップが効きにくくなるので運転はしづらい。レースなど速さを追求した場面で活躍するのが細いタイヤ。

太いタイヤのメリットは乗り心地の良さであり、段差での衝撃や悪路での振動が多少ましになる。初心者は25C以上の多少太めのタイヤを使ったモデルの方が乗りやすいだろう。

その他のパーツについて

クロスバイクを購入する時に気をつけた方ボディーとギア以外のパーツは以下にまとめる。

ライトについて

クロスバイクのライトは小さいライトが付いていることが多い。
街中なら点滅するタイプで全く問題ないだろう。点滅するタイプなら継続してつけているより2倍長持ちするので点滅をおすすめする。

ただし、田舎の道や離島で夜道を漕ぐと全くの闇になる場合がある。街灯が殆ど無くブラックアウトしてしまいそうな怖い場所もたくさんある。
そんな時にちょっとした小さなライトではほとんど役に立たない。歩いている速度くらいで進まなければ前が見えなさすぎて怖い。

というわけで川沿いの道とか山道とか田舎の道を走る事がありそうな場合はデカすぎじゃないか?と思えるくらいでかい強力なライトを使うこと。

スタンドについて

クロスバイクにはスタンドが無いことある。スタンドが無いまま使っている人もたくさんいる。スタンドが無い方がスマートで軽く作ることが出来るというメリットも有る。

ただ、近くのコンビニに行くときとか立てかける場所がない時に困る。

ということでかっこよさをあまり犠牲にしないでちゃんと安定したスタンドがセンタースタンド
もしもスタンドをあとづけて買う場合はセンタースタンドがおすすめである。

シートについて

シートはかなり重要なパーツで滑りやすい素材であったり乗り心地の悪い形状であった場合非常に辛い。長距離乗ると全く違ってくるパーツがシートである。
オススメはフィジークのサドル。

ボトルゲージについて

ボトルゲージは2個必須
ドリンクがそんなに必要なのではなくひとつはドリンク用として使い、もうひとつは工具ケースを取り付ける。輪行時には輪行バックを収納することも出来るので必ず2つ付けておく。